こちらの著書は主に病院薬剤師の先生方におすすめしたい著書です。
僕たち薬剤師は画像診断をするための検査(X線、CT、心電図、エコー、MRI、MRA)については大学では深く勉強はしないです。
この検査はこんな原理で測定するとか、この検査こういう場合に測定する程度の事は学びます。
血液検査、尿検査の見方については大学で結構勉強するし、それだけ重要なのは皆さん嫌と言う程実感すると思う。
では薬剤師は画像検査について勉強しなくて良いのか?
答えは「NO」です。
画像検査の意味や結果を理解する事で、患者さんの薬物治療の幅が広がるし、その患者さんの病状の理解がグッと広がります。
「モダトレ X線、CT、心電図、エコー、MRI・MRAで薬物治療に強くなる!」を読んで、一歩先に進んだ薬剤師になりませんか?contents
モダリティとは?
この著書のモダトレとはモダリティ・トレーニングの略です。
ではモダリティとは何でしょうか?
僕ら薬剤師には余り馴染みのない言葉です。
この検査を測定している意義をしっかり理解すれば、現在投薬されている薬剤の治療効果判定にも間違いなく役立ちます。
誰しも全く分からない物事に立ち向かうのは不安です。
大丈夫です。
私もこの著書を読むまで画像検査の意味なんて、これっぽっちも分からなかったです。
この著書の目次
大きく分けて『胸部編』、『胸部以外の臓器編』に分類されています。
一部を抜粋すると…
胸水がある胸部X線はどちらでしょうか?
心臓が拡大している胸部X線はどちらでしょうか?
不整脈発症が推定される心拍数グラフトレンドはどれでしょうか?
心房細動のモニター心電図はどれでしょうか?
ベラパミル注射剤投与時にリスクがある心エコーはどちらでしょうか?
利尿薬使用時に特に注意が必要な心エコーがどちらでしょうか?
大動脈弁閉鎖不全症の重症度が高い心エコーはどちらでしょうか?
QT延長症候群が引き起こされている心電図はどれでしょうか?
間質性肺疾患が示唆される胸部 X線、CTはどれでしょうか?
ARDSが示唆される胸部CTはどれでしょうか?
腹水が認められる腹部CTはどちらでしょうか?
胆嚢炎が示唆される腹部CTはどちらでしょうか?
腎盂腎炎が示唆される腹部CTはどちらでしょうか?
膵炎の重症度が高い腹部造影CTはどちらでしょうか?
イレウスが示唆される腹部CTはどちらでしょうか?
水腎症の可能性がある腎エコーはどちらでしょうか?
正常な甲状腺の頸部エコーがどちらでしょうか?
くも膜下出血が示唆されるCTはどれでしょうか?
どうですか?
これらの目次の内容が分かるようになると薬剤師の幅が広がると思いませんか?
この著書では画像検査の理解を深め、実際に薬物治療へどのように活かすか、正確な病態評価にどのように活かすかについて分かりやすく症例を用いて解説しています。
このような感じでクイズ形式で進んで行くので非常に読みやすいです!
その他薬物治療で活かすためのポイントも解説してくれているので、すぐに実臨床で活かせそうなポイントが満載です。
この著書を読んで学んだ事
実際にこの著書を読んで理解した点を書き出してみました。
胸水は肺に溜まらない(胸膜に溜まる)
心臓の大きさは胸部X線の撮影方法で変化する
EFが低い時に使用を注意すべき薬剤がある
EFが正常でも心機能が良いとは限らない
大動脈弁狭窄症がある場合には利尿薬、血管拡張薬の使用に注意が必要
肺水腫は胸水と異なる
ARDS(急性呼吸窮迫症候群)を初めて知った
腹部臓器に炎症が起こるとCTに特徴的な変化が認められる
膵炎で変化する腹部造影CTの見方ついて
などなど…
私はこの著書を読むまで胸水はずっと肺に貯留するものと思ってました…無知と言うのは本当に恥ずかしいです。
今まで利尿薬を使用している患者さんのカルテを見て注意していたのは脱水ぐらいでした。
その判定材料は口渇の有無、採血でBUNが上昇していないか?この程度だったと思います。
この著書を読んで画像の勉強をして少しは画像を読めるようになって
「胸水が減っているから利尿薬の効果が出ているのかな?」って思うようになりました。
実際に患者さんに会って、四肢の浮腫が減って、尿量が増えて、呼吸が楽になったと聞くと利尿薬の効果が出たと確信に変わる訳です。あとは脱水過多にならないように注意するだけです。
このプロセスを考えれるようになった自分に拍手したいです(笑)
現在消化器科病棟にて働いているので、普段から膵炎の患者さんを良く見るんですが造影検査の必要性とか効果判定を意識した事が無かったです。
でも今は造影検査の画像を見て
「あの患者さん病状良くなってますね!」なんて会話する事も少しづつ増え、主治医の先生と病状について話す機会も増えた気がします。
ドクターと共通の病状認識を持つ事は薬剤師が薬物治療で介入する際には非常に重要だと思います。
この著書を通じて少しだけ成長できたなと実感しています。
少しづつ勉強して自信をつけていく、働く上これが一番大事だと思う、どんな職種であれ。
こんな人に読んで欲しい!
画像検査の意味が分からない。
あと一歩疾患への理解を深めたい。
画像検査の結果を薬物療法に繋げたい。
ドクターとのコミュニケーションを増やしたい。
画像が分かる薬剤師になったら、きっと主治医の先生も心強いと思います。
この機会に是非読んでネクストレベルに進んで下さい!
一つだけ注意点として、これらの画像の知識はあくまでも薬物治療への貢献のために利用するという薬剤師としての目標が大前提になるという事です。
薬剤師は診断はできません、診断するのは医師です。
そこだけは頭の片隅に置いておいてくださいね。
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医療機器の分類や様式という意味ですが、医療現場では主にCTやMRIなどに代表される医用画像を撮影する装置のことです。
以下がモダリティの例です。